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海外現地法人における日本人駐在員社長の役割適応と育成に関する研究
https://doi.org/10.14990/00004571
https://doi.org/10.14990/00004571a6d59106-68ab-4960-a8bf-b1b5726f2399
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2023-04-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 海外現地法人における日本人駐在員社長の役割適応と育成に関する研究 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | The Role Adaptation and Development of Japanese Expatriate Managing Directors in Overseas Subsidiaries | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 役割適応 | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 適応エージェント | |||||
キーワード | ||||||
主題 | プロアクティブ行動 | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 育成 | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 経験 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.14990/00004571 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | open access | |||||
著者 |
高岡, 慎一郎
× 高岡, 慎一郎 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本稿の目的は,海外現地法人における日本人駐在員社長の役割適応と効果的な育成方法について明らかにすることである。 近年の事業のグローバル化はますます進展しており,日系企業の海外進出も年々増加している傾向にあり,日本本社から社長を派遣することが多い。それゆえ,社長の育成及び現地での役割適応については,各企業としても重要な課題である。しかし,研究蓄積は少ないため,本研究は理論的にも有意義であると言えよう。 本稿では,A社欧州拠点の社長9名に対してインタビューによる質的調査及び,アンケートによる量的調査を実施して分析を行った。 まず,海外現地法人における日本人駐在員社長の役割適応課題について分析される。その結果,①駐在前の業務内容と比べて,担当分野が拡大すること(水平的変化),②責任が拡大すること(垂直的変化・中心化),③異文化理解の3点が見いだされた。また,それら役割適応課題の発生要因は「知識不足」「経験不足」「胆力不足」である可能性があることを考察し,「知識不足」は適応エージェントによって,「経験不足」はプロアクティブ行動によって,「胆力不足」は修羅場経験によって,役割適応を促進すると論じられている。 そこで次に,適応課題の解消に有意義な適応エージェントとプロアクティブ行動について分析される。現地法人における日本人駐在員社長の適応エージェントとしては,①現地幹部社員と②社内の駐在員社長,③社外の駐在員社長が見出された。また,現地法人における日本人駐在員社長の役割適応に効果的なプロアクティブ行動としては,「傾聴行動」「コミュニケーション行動」「仲間づくり行動」「任せる行動」という4つの行動が抽出された。 続いて,海外現地法人における日本人駐在員社長の育成について,OJTの側面から分析したところ,社長業務遂行に役立つ重要な経験として,①海外駐在経験,②海外外様経験,③幅広い業務経験,④部分的社長業務,⑤俯瞰的社長業務を見出し,これらがいずれも厳しい状況で得られたものであることから,上位概念として修羅場経験と総称している。 最後に,育成についてOff-JTの側面から分析し,先行研究,A社の事例研究および研修受講者へのインタビューを経てOff-JTにて習得するべき知識・スキルは,①経営知識,②役割適応課題への備えとなる知識,③プロアクティブ行動を促進するスキルの3つであると論じた。 これらを踏まえ,赴任前の育成としては役に立つ経験,有効な研修が,赴任後の適応施策では他者(適応エージェント),自らの行動(プロアクティブ行動)が,役割適応を促進すると結論付けている。 |
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学位名 | ||||||
学位名 | 博士(経営学) | |||||
学位授与機関 | ||||||
学位授与機関名 | 甲南大学 | |||||
学位授与年度 | ||||||
内容記述 | 令和4年度(2022年度) | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2023-03-31 | |||||
学位授与番号 | ||||||
学位授与番号 | 甲第127号 | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR |