@article{oai:konan-u.repo.nii.ac.jp:00004058, author = {田口, 友康 and TAGUTI, Tomoyasu and 藤内, 鶴了 and TOHNAI, Kakuryo}, issue = {1}, journal = {甲南大学紀要. 知能情報学編, Memoirs of Konan University. Intelligence & Informatics Series}, month = {Jul}, note = {application/pdf, 琵琶は我が国において過去千年余にわたり表現様式の分化・変容を遂げてきた琵琶音楽を支える楽器であって,楽琵琶,平家琵琶などそれぞれの表現様式を表す名前(以下,琵琶の種類または琵琶種と呼ぶ)で呼称される撥弦楽器の総称である。本論文はそれらの琵琶種に特有な音響的特性を調べることを目的として,楽琵琶4面,薩摩琵琶8面,筑前五弦琵琶7面を含む7種23面のモビリティを測定,分析した結果の報告である.(他の4種は平家琵琶,筑前盲僧琵琶,筑前四弦琵琶,および外来の明清楽琵琶それぞれ1面である.)本論文におけるモビリティとは,弦無し状態で弦の駒上の取付点へ与える加振力のフーリエ変換F と表板の任意の着目点における面外方向の速度応答のフーリエ変換G との比 H = G / F と定義され,周波数を独立変数として複素数値をとる変量である.この量を FRF と略記する.論文の内容は上記23面の琵琶試料のそれぞれの表板に設定した複数の着目点でのFRFの絶対値|FRF|を集約した集成スペクトル包絡(A-包絡, Aはaggregateの頭文字)を対周波数でグラフ化した図の提示とその分析である.まずこれらの図により楽琵琶,薩摩琵琶,筑前五弦琵琶が持つA-包絡の周波数特性が全体として相互に異なることが観察された.つぎにA-包絡に関するスペクトル重心¯f(1次モーメント)と中心偏差s(スペクトル重心周りの2次モーメントの平方根)を求めて(¯f, s) を2次元座標面に散布図として表示することにより,これら3 種の琵琶が明瞭に3 群に分離されることが示された.他の4種の琵琶各1面の(¯f, s) は上記3群のいずれかと関係づけられた.最後に,以上の結果を総合して楽器の構造上の差異,とくに覆手(一般名称の駒に相当する琵琶固有の音響部材)周りの構造とこれら3群との関係を覆手に現れる固有振動モードの視点から考察した.}, pages = {65--92}, title = {7種23面の琵琶が有する振動音響特性 ―モビリティによる比較}, volume = {14}, year = {2021}, yomi = {タグチ, トモヤス and トウナイ, カクリョウ} }