@phdthesis{oai:konan-u.repo.nii.ac.jp:00003459, author = {梅垣, 和英 and UMEGAKI, Kazuhide}, month = {2020-06-11, 2019-12-14}, note = {令和元年度(2019年度), 本論文は、筆者がトップマネジメントとして「アシックス商事」の経営にかかわるなかで実践してきた主要な経営施策を題材に、その特徴をまとめ、企業一般における経営実践にも応用可能な企業経営知見を抽出することを研究目的としている。かかる目的のため、会社の特徴的な経営実践を「VP」概念を応用した「バリュープロポジション経営」(以下「VP経営」と記載)の呼称をもってまとめることによって当該知見を導き出している。  「VP」とは、顧客が望む価値と自社が提供できる価値が重なる部分で、かつ競合企業がその価値を提供できない部分を指すマーケティング用語である。経営そのものについても、自社が持つ付加価値・強み・独自性等が競合他社にまねのできないもの、また圧倒的な差をつけるものである場合、それこそが「VP経営」であると考えられる。顧客のニーズに資する商品、サービスを可能とする経営体制こそ「VP経営」なのである。すなわち「VP経営」を実施することで各企業は顧客の望むニーズに対応しつつ、付加価値や独自の強みに磨きをかけていくことが事業を継続しつつ企業を変えていく源泉になると考えられている。  本論文ではまず、創業以来企業行動のよりどころとなってきた「経営理念・経営哲学」を常に全社員に浸透させ続けること、および、「キャッシュフロー経営」を深化させることが重要であることを論証している。これにより、「VP経営」を展開するうえで重要な考え方である「健全な利益」を実現するため、「ヒトへの投資」や「戦略的経費」への積極的投資を実施することによって、より高次元で顧客の満足度向上を図ってきたことを明らかにした。特に、経営計画の進め方や経営にバッファーを持つ手法の重要性についても言及されている。  さらに、顧客の望む価値・ニーズに対応するためには、「VP経営」の実践のコアとして、「ヒトを大切にする経営」、「事業改革」および「経営管理力」の3つの柱の実践があり、これらが会社の安定成長と永続に寄与してきたことをデータの裏付けをもって明らかにしている。そのうえで、3つの柱の実践にあたって会社が採用してきた具体的施策からそれが企業経営にもたらした経営成果・含意を「VP経営」として総括し、一般的な企業経営知見が抽出されている。}, school = {甲南大学}, title = {バリュープロポジション経営の実践方法に関する研究}, year = {}, yomi = {ウメガキ, カズヒデ} }