@article{oai:konan-u.repo.nii.ac.jp:02000165, author = {SAIKI, Kyoko and 佐伯, 暁子}, journal = {甲南大學紀要.文学編, The Journal of Konan University. Faculty of Letters}, month = {Mar}, note = {現代語の接続助詞「に」が助動詞に付接する場合に着目し,その歴史的推移を視野に入れることで,古代語に存在した「~べきに」が衰退した理由を検討する。 現代語において,逆接(当為・常識)を表す「だろうに(でしょうに)」「たろうに」が散見されることから,助動詞に付接する「に」は接続助詞と認めてよい。現代語の逆接(当為・常識)を表す「推量の助動詞「う」+接続助詞「に」」を歴史的観点から見ると,「~うに」(「~うずるに」)は「~べきに」の代替形として中世後期に出現する。「~べきに」が「~うに」(「~うずるに」)に交替した要因には,中世後期から近世後期において「判断+推量」を表す場合に「~べきに」が用いられやすいことが挙げられる。一方,主に「判断」を表す「~べきを」はそのままの形式で用いても問題がなく,現代まで用いられ続けている。}, pages = {3--10}, title = {接続助詞用法の「~べきに」の衰退とその要因}, volume = {174}, year = {2024}, yomi = {サイキ, キョウコ} }