@article{oai:konan-u.repo.nii.ac.jp:00001827, author = {青木, 浩治 and AOKI, Koji}, issue = {1・2}, journal = {甲南経済学論集, Konan economic papers}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 本稿は, IMF 国際収支マニュアル第6版基準による改定データによって1996~2015年における日本の国際投資ポジションの超過収益率を計測する。金融派生商品について適切な調整を行うと, 日本は1996~2015年で平均0.99%の正の超過実質収益率を実現しており, これはHabib [2010], Rogoff and Tashiro [2015] などの先行研究とほぼ整合的な結果である。第二に, 日本がその国際投資ポジションから正の超過収益率を得ている理由として, 日本円が世界金融不安定期の安全資産としての役割を担っているという円の国際的ステータスに着目する議論を考察する。特に, 日本円が外国投資家に対して国際金融不安定期にキャピタル・ゲインを提供するという意味で一種の保険通貨機能を果たしているのは, 日本の投資家が外国の投資家に比べて危険回避的であることに依っているという逆説的な仮説を提示する。}, pages = {1--39}, title = {安全資産としての円と日本の法外な特権}, volume = {57}, year = {2016}, yomi = {アオキ, コウジ} }