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甲南大学機関リポジトリとは
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インデックス
博士論文
平成30年度 (2018年度)
Permalink : http://id.nii.ac.jp/1260/00003198/
都市周辺層の社会空間に関する社会学的研究
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File / Name
License
要約
要約 (28.33MB)
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論文内容の要旨及び論文審査の結果の要旨
論文内容の要旨及び論文審査の結果の要旨 (283.58KB)
[ 181 downloads ]
アイテムタイプ
学位論文 / Thesis or Dissertation
言語
日本語
キーワード
都市周辺層, 社会空間, ライフ・トーク
著者
文 貞實
/ ムン ジョンシル
( 科研費研究者番号:
20301616
)
抄録
1990年代の日本はバブル経済の崩壊、グローバル化の進展、産業構造の転換、人口構造の変化などによって、経済の構造調整期に移行した。企業の年功序列・終身雇用制度が崩れはじめ、いわゆる新自由主義的政策が次々と打ち出された。その結果、失業者や非正規雇用者が増大したにもかかわらず、財政危機によって生活保障の仕組み―高度経済成長期から安定成長期にかけて成立した―がうまく機能しない。かくして生活の困窮化や格差の拡がりが社会問題として認識されるようになったのが、1990年代の日本であった。
本論文は、こうした時代背景をもつ都市下層社会の実証的研究である。具体的には、東京山谷の寄せ場労働者、隅田川河川敷や上野公園などの女性ホームレス、神戸市長田区と東京都足立区の在日朝鮮人、および熱海温泉旅館の仲居たちである。日系ブラジル人を含む非正規雇用者のユニオン運動も、公共空間の形成可能性の観点から研究の射程に入っている。このように本論文は、現代日本の都市下層がジェンダー、エスニシティ、国籍、学歴などのコンプレックスによって特徴づけられる点に着目し、これを「都市周辺層」と呼ぶ。
都市周辺層が生活と労働をめぐって社会関係を編み出す場所を、申請者は「社会空間」と呼ぶ。この概念には彼らが、大資本が占拠する「中央ビジネス地区(CBD)」からも、中間層が住む「郊外コミュニティ」からも排除されている現実が含意されている。
調査法に関しては、さまざまな方法が自在に併用されているが、主軸はインタビュー調査である。量的調査を重視する官庁統計などは、マイノリティ集団の声を拾い集めることをあまりしない。これに対して、申請者は彼らの肉声―これを「ライフ・トーク」と呼ぶ―をたくさん、系統的に集めることによって、そのリアリティに迫ろうとする。
本論文の構成は、以上に述べた問題設定、概念整理、および方法論の他に、調査概要を加えた「序章」に続き、2部立て5章と「終章」の全7章である。
第1章「寄せ場と社会空間」では、1990年代の山谷(東京都台東区)の変容過程が、簡易宿泊所(ドヤ)の経営者の語りなどから考察される。1960年代の高度経済成長期、山谷は底辺労働力の一大供給基地(寄せ場)として大きな機能を果たしていた。しかし、90年代以降の建設労働需要の減少、労働者の高齢化、および労働力供給ルートの変化などによって、そうした寄せ場は今日ほぼ壊滅状態にある。この変動期に山谷一帯の大規模再開発が重なった結果、ドヤの経営者が二極化した。資本力のある経営者はドヤをホテルに建て替えて生き残りを図り、零細経営者は廃業を余儀なくされたのである。この煽りを日雇い労働者が食らう。安宿に泊まれなくなった者は生活保護を受給して「福祉ホテル」に入るか、ホームレスとなって市中をさまようしかない。本章では、こうした山谷の空間変容と労働者の動向が、ドヤの経営者の目を通して描かれている。調査は、山谷の全宿泊所の8割近く、153軒に及んだ。
第2章「都市空間/野宿/ジェンダー」は、21人の女性ホームレスのインタビュー・データに基づく分析である。インタビューの場所は、上野公園のブルーテントの中、東武線浅草駅の階段、同駅周辺の路上、浅草寺の深夜の商店街のシャッター前、あるいは彼女たちを収容するシェルターの共同リビングや喫煙コーナーなどである。そこが女性ホームレスに残されたほぼ唯一の「生活(ライフ)の場」であり、申請者はその場に臨んで彼女たちの声(トーク)を聞き取っている。これが「ライフ・トーク」というタームの含意といえるが、そこで明らかになったことは、彼女たちが、野宿以前に配置されていた労働市場における自己の「商品価値」を十分知り尽くしていたということである。労働市場で「無価値」のスティグマを貼られてホームレスになっている。ゆえに、けっして元の場所―住み込みの食堂、水商売の寮、町工場、夫や子供のいる家庭―に帰りたいとは考えていない。本章は、社会的包摂論が前提とする「ホームレスはみな、とにかく仕事を探して、早くここから抜け出したいと思っている」という通念を無効化する調査結果を提示した。
第3章「エスニシティの社会空間」のテーマは、民族集団による地場産業の確立過程である。今日、神戸市長田区のケミカルシューズ製造業と、東京都足立区のサンダル製造業を主として担っているのは在日朝鮮人である。この業種がエスニック産業に収斂する長い過程が、地元の人びと50人(長田30人、足立20人)によって語られる。たとえば、これらの製造が始まる以前の明治時代から、長田にはゴム工業が、足立の周囲には皮革産業が、いわば培養基として集積していた。また、第二次大戦後、民族同胞が長田から足立へサンダルの製造技術を移転していた。さらには、日本社会に内在する民族障壁のために、日本人は業界から次々と撤退する一方、在日朝鮮人たちは技術を内部で継承し、蓄積するしか生きる術がなかった―その結果が、現在の町の姿である。
第4章「サービス労働市場の社会空間」では、「ジェンダーと周辺性」の問題が旅館の接客業を題材にして考察される。熱海の旅館経営者や仲居さんへのインタビューなどから明らかにされたのは、彼女たちの多くが学卒後、東京など大都市で働いた後、いったん結婚で労働市場から退出するも、離婚や借金問題など複雑な事情を抱えて労働市場に復帰するその先が、地方都市のサービス業集積地であったということである。旅館接客業の特徴は「差異化された労働」と「ジェンダー化された労働」の2点にまとめられる。前者に関しては、世間から接客業がスティグマ(「過去」のある人、よそ者、住居不安定者など)を貼られた人間特有の仕事と見られ、自らも同じ見方を内面化しているために、労働市場の周辺部から中々抜け出せないジレンマを彼女たちは抱えている。後者に関しては、接客業が家事労働の延長上にあって、低賃金・長時間労働・感情労働を強いられる重労働であるにもかかわらず、勤務形態が個別化、細分化されているために、労働条件の改善に向けた運動の組織化が困難であるという問題がある。
そこで、第5章「労働運動と社会空間」が問うことは、不安定就労者の抵抗運動の可能性と、公共空間の形成可能性である。今日の労働市場の分断に対応して生成された社会運動に「ユニオン運動」がある。これは「地域を基盤とし、企業を超えて、労働者を組織する、個人加盟の地域合同労組」のことで、既存の企業別労働組合から疎外された、外国人労働者を含む不安定就労者の「駆込み寺」の機能を果たしている。2018年現在、32都道府県の72ユニオン(組合員数約2万人)が全国ネットワーク(CUNN)を結成している。申請者は、このうち31団体と、30人のユニオン関係者の調査を通して、ユニオン運動が労働者の個別の問題を解決するだけでなく、多様な人びとが出会い、新たな社会関係を形成する公共空間としても機能していることを検証した。
「終章」では、本研究の意義と課題が述べられる。研究の意義としては、山谷のドヤ街、女性ホームレスが住む公園、在日朝鮮人集住地域、仲居が働く温泉旅館街、そしてユニオン運動など、複数の「都市周辺層の社会空間」を実証的に検討した点を挙げている。今後の課題としては、いまだ公共空間に到達できていない都市周辺層へのアウトリーチという実践的課題と、「生活を聞き取る方法」のいっそうの彫琢という方法論的課題を挙げて本論文を閉じている。
学位名
博士(社会学)
学位授与機関
甲南大学
学位授与年度
平成30年度(2018年度)
学位授与年月日
2018-09-16
学位授与番号
34506乙第46号
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
none
注記
本論文に関しては、個人情報保護の観点から問題がある部分を省略し、差支えない範囲において公表する。
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